ごきげんよう。
むつ丸です。
以前の記事で、幼稚園の保護者会で【発達の順番】について話があったことをまとめたことがあります。
年少さんの最初の頃は、自分以外の誰かがいるのはわかっているけれど、そこまで。
そこから段々と【他人】を認識するようになり、【一緒に遊ぶお友だち】となって集団で遊ぶようになる。
そうすると、段々とお友だちとの諍いが起こるようになる・・・・・・
年中さんにあがってからの保護者会で毎回、園長先生がこう言います。
「年中さんが一番、お友だち関係でトラブルや相談が多い」
親からの相談事は、お友だちに対してであったり、自分の子どものことであったりと多岐にわたるようです。
そして子どもたちどうしはというと、、、
「バカ」や「キライ」などの言葉や、叩いたり髪をひっぱたりなどの直接的なものだったりと。
それは【他人】を認め、コミュニケーションを作り上げる過程の初期の初期だと言います。
とはいえ、子どもは子どもなりに「言われた方、やられた方」は少なからずもキズつくもので・・・。
今日は娘からの相談(愚痴)話を2つ、紹介したいと思います。
YくんとHくんが意地悪するの
前回の記事でも登場したYくん。
年中に上がってから良く名前を聞くようになりました。
おままごととかを一緒に遊んでいる内に仲良くなったようで、幼稚園に行き渋っていたYくんでしたが、娘と遊ぶことが楽しみになったらしく、Yくんママから「むつ子ちゃんのお陰で幼稚園行ってくれるようになって」となんだか感謝されていました(笑)
娘も、「Yくん好き~」と言っていたのですが、今月入ったくらいからどうも様子が。。。
「Yくんがね意地悪するの」
と娘がよく言うようになりました。
それでも次の日には
「Yくんとね、○○で遊んだの!」
と楽しそうに話すので、Yくんのちょっとした<構って>なんだろうな~なんて思っていたのですが、ここ最近はHくん(年少の頃から娘とよく遊んでいた子)も一緒になって娘に意地悪?しているようで、
「YくんとHくんが意地悪するの。
わたしのこと「お化けむつ子~」って言って逃げるの。」
とか、
「Yくんにね、叩かれたの。
やめてって言ったら、うるさい!って言ってまた叩くからやなの。」
と。
毎日こんな話を聞くようになりました。
最初こそ園長先生の話を思い出して、これが年中さんの壁か~なんてのんきに「そうなの? それはイヤだったね」と話を聞いていたんですが、こう毎日話が続くと考えてしまいます。
多分、YくんやHくんからしてみたら「構ってほしい・遊んでほしい」の裏返しなんだろうけど、、、
「イヤだったの・・・」
と話す娘の顔が、だんだん曇っていきます。
小さくてもちゃんと心は持っています。
仲良かった子から突然毎日そんな風にされたら、そりゃキズつきますよね。
なので、
「むつ子ちゃんは、YくんとかHくんとかと仲良くしたいの?」
「ううん。今は遊びたくない。」
「そう。
だったら、今はちょっと離れてみなよ。
Aくんとか、Eちゃんとか、Yちゃんとか。むつ子ちゃんには他にもよく遊ぶお友だちがいっぱいいるでしょ。
だから少し、YくんやHくんとは遊ばないで離れてみなよ。
意地悪されているのはむつ子ちゃんなんだから、むつ子ちゃんが悩むことないよ。」
そう伝えたら、娘は少しほっとしたような顔をして
「そうする」
と言いました。
これが正解かはわかりませんが、少しは娘の心が軽くなるといいなと思います。
こういうことって、どこまで親が出ていいのかわかりませんが、もう少し様子を見たいと思います。
M子ちゃんとの衝突
昨日の夜、寝かしつけしている時に娘がポツポツと話し始めました。
「今日ね、わたしがね数えていたらね、M子ちゃんが数えだしてね、わからなくなっちゃったの。
わたしがね、100まで数えていたのにね、後からね、M子ちゃんがね、言い出したから、数字がまぜこぜになっちゃってわからなくなっちゃったの。」
「それでね、「わからなくなっちゃうよ」ってM子ちゃんに言ったらね、M子ちゃんが泣いちゃったの。」
「むつ子ちゃんはね、ヤだって思ったから「やめて」って言っただけなのに、M子ちゃんが泣いちゃってね。
むつ子ちゃんは悪くないのにね、でもね、言ったらM子ちゃんが泣いちゃってね。
そうしたかったんじゃないのにね、泣いちゃったから・・・・・・」
そう言いながら泣き出す娘。
どうやら、
『泣かせるつもりじゃなかったのに、M子ちゃんが泣いちゃって、それをずっと気にしていた』みたいです。
それを気にしてほろほろと泣く娘はとてもとても小さくて。
ギュッとしながら「大丈夫だよ。むつ子ちゃんは悪くないよ」と背中をさすっていたら、安心した様子ですぐに寝てしまいました。
実は、運動会の時もM子ちゃんとは同じようなことがあって。。。
たぶんM子ちゃんにしてみたら、「ちょっとしたイタズラだったのに、そこまで言わなくてもいいじゃん」って思いからの泣きなんでしょうね。
まだ、怒りの加減がわからない娘だから、たぶん強く言ってしまったんだと思います。
それにビックリしてM子ちゃんは泣いちゃったと。。。
ただまぁ、娘の話を聞く限りは仕掛けたのはM子ちゃんの方だから、泣かれても・・・と思うのは親心ですね。
M子ちゃんとの仲も心配にはなりましたが、もう今日にはけろっとしていて、
「M子ちゃんがね、お着替えの時にね、こーしててね、おかしいの!!」
なーんて話をしていたので、まぁ娘がそれならいいかなと。
ボキャブラリーも加減も、それこそコミュニケーションの取り方だってこれから徐々に培っていく、その入口にようやく入りかけているこの世に生を受けてまだ5年しか経っていない子どもたちどうしのお話し。
だからこそ、難しい!!!
娘の心、体がキズつかないよう親がどこまで守っていけば良いものか。
どこまで静観して良いものか。
自分の悩み事よりも難しい。。。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
おそまつでした。